ブヨに咬まれた場合まずやることは、
(正式名称はブユですが、ブヨで統一させて頂きます。)
噛まれたら直ぐに毒を搾り出す!!
私の経験から導き出した対策はこれが一番です。
それでは私の経験から予防と対策を記したいと思います。
まずは、敵を知る。
ブヨの体長は3~5mm

ブヨ(ブト・ブユ)
見た目はコバエです。
コバエは叩いたら潰れますが、ブヨの甲殻は固いので叩いても潰れず咬み続けます。
恥ずかしながら私は、ブヨに初めて咬まれるまでアブほどの大きさだと勘違いしブヨをコバエと思って手で払って放置して酷い体験をしました。
皆様には私のような失敗を重ねないようお願いします。
チクッと感じてコバエのような虫が皮膚に噛みついていたら、直ぐに皮膚を摘まんで毒を絞り出して下さい!!
・活動時間は朝と夕方
私の経験から言うと18時~20時(朝は咬まれた事が無いので分かりません)が活発に動きます。21時を過ぎると出没しなくなります。日中でも薄暗い場所は注意。
・主な生息場所は渓流のほとりです(逆に流れの速い大きな川のほとりで出会う事は少ないです)
渓流のほとりでキャンプをする場合、ご注意下さい。
活動範囲はそんなに広くないようで、襲われた私の場所から50mほど離れた他のファミリーキャンプの被害はありませんでした。
渓流等の水辺から離れましょう。
ブヨはどのように襲ってくるか?
腕も咬まれますが、圧倒的に多いのが下肢です。
ブヨは飛ぶのが苦手!?なのか下から這って来るかのように集団で襲ってきます。
足の甲、踝、脛周辺などが主に咬まれます。
しかも蚊のように一か所あるいは数か所ではなく広範囲に咬みまくります。
私は、この時足の甲から脛にかけて30ヶ所咬まれました。
咬まれると最初はチクッとするのですが、酒等を飲んで感覚が鈍っていると気づかない場合が多く、ブヨの毒は初期では痛覚を麻痺させ血を凝固させないので気が付くと足が血だらけになっていたりします。
咬まれた時は全く痒く無く腫れもそんなにありません。
この時にしっかりと絞り出しておかないと・・・
数時間後、恐ろしいことに・・・
咬まれて数時間後
私の場合は爆睡中の深夜。
猛烈な痒みの絨毯爆撃で叩き起こされました。アルコールの酔い等消し飛びます!!
痒みだけでなく顔面蒼白、呼吸が荒い、気を失う等の症状が現れた場合、アナフィラキシーショックの可能性があるので直ぐに救急車を手配して下さい。
※アナフィラキシーショックは、極めて短い時間のうちに全身性にアレルギー症状が出る反応です。死亡に至るケースもあります。
上記を踏まえて予防&対策
予防
市販の防虫剤、蚊取り線香、虫除けスプレーは効果がありません。
虫除けスプレーの効能・効果でブヨと記載がある物を何本か使用しましたが、厳しい物でした・・・
私の場合、バーベキューの周辺に蚊取り線香4か所、身体には虫除けスプレーを施していましたが駄目でした。
・渓流等の水辺から離れた場所を選ぶ
・ブヨの活動時間を避ける(朝方、夕方)
・ハッカスプレーを身体に吹きかける。
ハッカ油5ml、エタノール25ml、精製水200mlを静かに混ぜ合わせてスプレーボトルに入れて使用
・サンダル、短パンなどの皮膚露出を避ける(暑い時に辛いですね)
咬まれた時の対策
咬まれた直後の初期はポイズンリムーバーで毒を出して下さい
ポイズンリムーバーが無ければ、手で絞り出しましょう。
初期は痛覚が麻痺しているので、傍から見たら痛そうに見えるぐらい力を入れて絞っても全く痛くありません。それに溶血性の毒なので毒と一緒に血が幾らでも絞り出てきます。
私の場合、5分間絞っても絞ってもまだまだ出てきていました。
やり過ぎると傷めるので5分ほどを目安に絞ればかなり症状が緩和されると思います。

ブヨ(ブト・ブユ)に咬まれた二ヶ所
画像の手首に近い発赤と肘付近の発赤の大きさが明らかに違うのが分かると思います。
上は血を絞り出した箇所、下は絞り出さずそのままの箇所です。
絞る絞らないではその後の症状が全く違います。
上:年に数回の強力な蚊に咬まれた痒さ
下:肘周りがパンパンに腫れ皮膚の下には結節(しこりのようなもの)が出来、肘の曲げ伸ばしも辛い。一番辛いのは凄まじい痒み。一度でも手で掻くと倍増します!!蚊の痒みが快適に感じるぐらいです(笑)
画像の肘周りに掻いた痕が残っているのが分かると思います。掻かないように注意してても就寝中に無意識に掻いてしまいます。
それほど、痒みが強いのです。
初期対応(絞り出す)が出来ず、症状が酷い場合
病院(皮膚科)の受診をお勧めします。
少しでも早く、症状の緩解を望むならば病院へ直ぐに行きましょう。
薬局でステロイド軟膏を購入する手段もありますが、病院へ行く事をお勧めします。
補足
ブヨ毒は熱で変性するので、40~45℃の熱めのシャワーを患部に当てて我慢出きない一歩手前で止め、しばらくして当てるを繰り返してみて下さい。
数か所などの狭い範囲であれば、お灸もお勧めです。
意外と思うかもしれませんが、熱を加えることで痒みはかなり改善します。
※個人差がありますので、自分の身体に合わせてくれぐれもヤケドをしないようご注意下さい。
特に子供は大人に比べて地面が近いので足だけでなく腕も複数箇所咬まれる事があります。
子供の異変、腕や足に血が付着していたり手で払う仕草を良くしていたら直ぐに駆けつけて対処して下さい。
これからの時期、山や川へキャンプや散策に訪れる方は気をつけて下さい。
せっかくの楽しいアウトドアが痒みの記憶にならないよう、良い思い出にしましょう。
I hope you have a wonderful day.
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