なぜストレッチを続けてもケガの再発を繰り返すのか?

当院ではストレッチよりエクササイズを薦めています。

なぜ、ストレッチよりエクササイズなのか!!

話は長くなりますが・・・・

学生時代の話になります。

あれは、数年前(???)

ストレッチの効果は!?

師事していた助教授曰く、

「様々な実験を試み比較した結果、ストレッチによる効果が残念ながら認められない。しかも繰り返し実践をすることにより筋肉の緊張の偏りを生む可能性がある。」

と聞いた時は天地がひっくり返るような衝撃を受けたのを思い出します。

学生時代、治療家を目指し基礎的な事をいろいろ学んでいきますが、

そのメインの一つがストレッチです。

スポーツ現場では、運動前後には必ずケガの予防&筋肉のケアの為にストレッチをします。

そのストレッチをいきなり否定(完全否定ではありません)されたのです。

緊張の偏りを生む

私はなぜ効果がないのですか?と尋ねました。

「現在の主なストレッチは筋肉の※起始と停止を離すように伸ばすだけなので、筋肉の中心繊維あるいは起始・停止の付着部に負荷を与えるだけで、肝心要の筋肉全体には全く負荷がかかっていない。」

※筋肉の端が骨に付着している場所を起始・停止と言う。体の中心に近い方を起始。遠い方を停止です。

筋肉

へたくそな筋肉図(極端な筋肉図です)

要するに、筋肉全体に均一に負荷が掛かり伸長するストレッチが理想だが、起始と停止を離していくストレッチでは上の筋肉図の起始~停止部を最短で構成されている中心筋繊維(青線)と起始・停止部の筋繊維付着部辺りに負担が掛かるだけで筋肉全体に均一に伸長させるのは困難である。

その為、ストレッチを繰り返すと中心筋繊維のみにストレスが掛かり緊張の偏りを生じさせる事になります。

実験で筋肉全体に負荷を掛けるようにあらゆるアプローチを試みたそうですが、全体に満遍なく負荷を掛ける事は出来なかったそうです。

全体的に満遍なく負荷をかけるのは至難の業だと・・・

他にアプローチがあるかもしれませんが・・・

他に素晴らしいアプローチがあり筋肉全体に偏りなく満遍なく負荷を掛ける事ができるかもしれません。

ただ、1つの筋肉でも至難の業なのに、複数の筋肉が相関しあっている運動において多数の筋肉に全体的に均一に負荷を掛けるのは・・・・・・。

上記より、一般の方がご自身で均一に負荷を掛けるのは非常に困難だと思います。トレーナーや治療家の方がアプローチするのであれば可能かもしれません。

ふくらはぎ

下肢だけでも様々な筋肉

ーteamLabBody ー

私はストレッチの代わりに何をすれば良いのですか?と尋ねました。

助教授曰く「理想は軽い運動から始め、動くこと。」

実験でも運動(走ったり、ジャンプ等)をすることによって、ストレッチより均一に負荷が掛かる事が分かったそうです。

上記の言葉をそのままスポーツの現場で実践させると、アップのみになり

指導者の方や選手を混乱させるだけになります。

(学生時代に読んだ論文とは違いますが、下端にストレッチに関するレポートがあるので目を通して頂ければと思います。)

フォーラムエクササイズをお勧めします

そのような暗中模索している状況の中で、キネティックフォーラムのエクササイズに

出会い臨床あるいはスポーツ現場で活用しています。

エクササイズと表現していますが、単なる運動、トレーニングではありません。

他に言葉がないのでエクササイズと表現しています。

とても奥深いエクササイズです。

力みや無駄な緊張を取り除き身体全体が繋がる重要性を体感しながら、

新しい動作感覚を身につける感覚は今までのストレッチや筋トレでは

得られないものです。

皆さんも新しいエクササイズをしてみませんか?

バー・リンケージボード

ストレッチングでは筋肉痛を予防できない!?
提供:Medscape

研究者らによれば、運動前後のストレッチングには筋肉痛に対する効果がないか、あるとしても小さいという

Kathleen Doheny
WebMD Medical News

Reviewed by Brunilda Nazario, MD

【10月17日】新しい調査によれば、激しい運動の前後のストレッチングによって筋肉痛の苦しみから解放されることはないという。

シドニー大学(オーストラリア)の研究者らは、10件の公表された研究を調査した後、このような結論に達した。

この調査により「ストレッチングには筋肉痛の予防効果はないという非常にはっきりとした結果が明らかになった」と調査実施者で、シドニー大学博士課程に在籍するMarcos de Noronhaは述べる。この調査は、『Cochrane Database of Systemic Reviews』の最新号に掲載されている。ストレッチングの効果の有無に関する議論は、長年にわたって続いている。支持する人々は、ストレッチングには筋肉痛を軽減するだけでなく、パフォーマンスを高めたり、ケガのリスクが低下したりすると主張する。

オーストラリアの研究者らは、ストレッチングによって筋肉痛が軽減するかどうかにのみ注目した。また、ストレッチを行う理由が筋肉痛の予防のためだけである場合、「ストレッチは実際には効果がないため、この面倒な作業を行う必要はない」ことが調査で証明されているとde Noronha氏は述べる。

「しかし、ストレッチングを行ったときに気分が良くなるのであれば、運動前後のストレッチングが有害であるというエビデンスはないので、ストレッチングを行えばよい」とde Noronha氏は述べる。

de Noronha氏は、この調査によって筋肉痛に対する大筋群のストレッチングの効果についての長年にわたる議論が沈静化すると述べているが、他の専門家はストレッチングが有効であり、議論はまだ終わっていないと考えているとWebMDに語っている。

試験の詳細

シドニーの研究者らは、通常、激しい運動後1日以内に発現し、その後約48時間でピークに達する遅発性の筋肉痛として知られているものに注目した。9件の試験は、実験室で実施されたもので、被験者がやって来て、運動を行った後、筋肉痛の程度について申告するものであった。1件の試験は、フットボール選手に注目したもので、選手が試合後の筋肉痛について申告するものであった。

3件の試験は運動前のストレッチングに注目するもので、他の試験は運動後のストレッチングについて評価するものであった。6件の試験では、ストレッチ群または非ストレッチ群に無作為に割り付けられた被験者の比較が行われた。

被験者は、1回につき40秒から600秒間のストレッチングを行った。De Noronha氏とシドニー大学上級研究員であるRobert Herbert, PhDは、100ポイントスケールを用いて運動後の筋硬直を評価した。

運動前にストレッチングを行った場合、運動翌日の筋肉痛の緩和は、平均すると100ポイントスケールで0.5未満であった。運動後にストレッチングを行った場合、翌日の筋肉痛緩和は1ポイントであった。「運動の半日、3日後の間に同様の効果が明らかになった」と研究者らは記述している。

セカンドオピニオン

WebMDの依頼により本調査結果を論評した2人の専門家は異なる結論を下した。

「完全に筋が通っている」とカナダアルバータ州カルガリー在住の開業運動生理学者で、米国スポーツ医学会の広報担当者であるMichael Bracko, EdDは述べる。Bracko博士は長い間、ストレッチングでは筋肉痛を予防できないと考えてきた。「非常に優れた調査であり、われわれが以前から知っていた情報と同じである」

筋肉痛が出始めてからストレッチングを行うと、筋肉痛が一時的に緩和する可能性があるとBracko博士は述べる。「しかし、鎮痛効果の持続時間はほんの15、20分にすぎない」とBracko博士は述べる。

しかし、もう1人の専門家であるカリフォルニア州ロングビーチ在住のスポーツ足病医であるPedram Aslmand, DPMは、この新しい調査でストレッチングとその筋肉痛に対する効果に関する議論が終結するとは考えていない。「筋肉痛に対するストレッチングの効果をコントロールすることは難しい」とAslmand博士は述べる。例えば、一部の被験者はストレッチングを行っても筋肉痛が生じる構造的異常(腓筋の短縮等)を有していた可能性があり、このことが結果を歪曲している。

アドバイス:ストレッチをすべきか否か

ストレッチングの利点について議論がなされており、正確かつ穏やかなストレッチングは運動をする人が望むことを完全に満たすものではないかもしれないが、これには害はないだろうと専門家は述べている。Aslmand博士は、ストレッチングはケガを防止したり、パフォーマンスを向上させたりする可能性もあると考えている。

Bracko博士は、様々な試験に関する最新の総説で、定期的にストレッチングをした場合にケガをある程度防止することができることを認めた。多くのアスリートにとって、ストレッチングは儀式以外の何物でもなかったとBracko博士は述べる。

ストレッチングによって筋肉痛が緩和しないなら、どうしたら筋肉痛が緩和するのか?「軽い運動をすればよい」とBracko博士は指摘している。

I hope you have a wonderful day.

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