「五十、六十は鼻たれ小僧 男盛りは八、九十」
この言葉は、老いに負けるなという叱咤激励だと私は思っていました。
加齢≠老化
歳を重ねる事は、必ずしも老化ではない。
臨床現場を通じて高齢者の方と接していると80、90歳代とは思えない回復力あるいは身体能力の方に巡り合う事が多々あります。ぎっくり腰で来院されて私が施術をすると1、2回で改善してしまいます(私の施術が良いからと言いたいですが・・・違います)。
小学生の身体能力低下
最近問題視されているのが、小学生の身体能力の低下。
小学生の肩こり、ぎっくり腰。
信じられない事ですが、そのような小学生が近年増加傾向です。
私が小学生の頃は、周りに肩こりや腰痛の友人は皆無に等しく、もちろん経験した友人も全くいないので苦しんでいる大人を見てどんな感じなんだろうと不思議に思っていたほどです。
加齢=老化ではない
80,90歳代の方のぎっくり腰、小学生のぎっくり腰。
身体能力の低下は小学生でも起こります。
80,90歳代でも身体能力の向上は出来ます!!
身体の底知れぬ力と可能性に触れるにつれ、私は年齢を重ねることはイコール「老いていく」では無いと思っています。
健康格差
近年、所得格差が問題視されていますが、これからは健康格差もクローズアップされて来ると思います。
最近では平均寿命より健康寿命がクローズアップされてきました。
年齢を重ね同じ80歳でも快活に過ごす方もいれば寝たきりになる方もいらっしゃいます。
アメリカでは、所得の格差は健康格差の拡大に繋がっているとのレポートが出ています。
興味を引いた箇所
身体能力を高める「和の所作」を読んで上記で私が思っている事について能の話を交えて非常に興味深く記述されていました。
その中で興味を引いた箇所を抜粋。
世間では六十歳で定年を迎えるのが一般的ですが、能の世界では六十歳でやっと中堅、それからが働き盛りです。そういう目で見ると、能の世界には七十~八十代の諸先輩方が、あたりまえのように舞台を勤めています。
能の方の身体能力の高さが伺えます。生まれ持った能力ではなく、日々の鍛錬の結果だと述べられています。難しく厳しい鍛錬ではなく、日常の中に簡単に取り入れられる方法も述べられています。
「一切は、陰陽の和するところの境を成就とは知るべし」
世阿弥の父・観阿弥の言葉を記した「風姿花伝」に書かれているそうです。
今の私にズドンっと響いた言葉です。施術や仕事、私生活等全てに共通する言葉だと思います。
何かと陰と陽、対局を比べるような風潮や思考が多くを占めがちですが大事なのは「和するところの境」です。
「風姿花伝」を読みたくなりました。
I hope you have a wonderful day.
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